「再検索キーワードってなんだろう」と気になっていませんか？
再検索キーワードは「検索結果の最下部に表示されるキーワード群」です。
このキーワード群には読者の本当に知りたい情報や、記事をより良くするためのヒントが詰まっています。
そこで、本記事では再検索キーワードの意味と活用方法を実例と共に解説します。
クライアント様のSEO対策を行う弊社でも実際に活用している方法なので、ぜひご覧ください。
1.再検索キーワードとは
再検索キーワードとはGoogleで検索した際、最下部に表示されるキーワード群を指します。
2025年1月現在「他の人はこちらも検索」と表示されている箇所です。
ここには「検索したけど知りたい情報がなかった…調べ直そう…」と思ったユーザーが「これなら知りたかった情報が見つかりそう！」と思えるキーワード群をGoogleが表示します。
以下は「角煮 レシピ」で検索した場合の再検索キーワードです。
同じ「角煮 レシピ」と検索するユーザーでも「とにかく人気のあるレシピを知りたい」「大根を入れる角煮のレシピを知りたい」「簡単なレシピを知りたい」「炊飯器で作れるレシピを知りたい」などニーズはさまざまです。
そのため「角煮 レシピ」と一度検索しただけでは、本当に知りたかったレシピを見つけられないユーザーが出てきてしまいます。
そこで、一度の検索で欲しい情報が得られなかったユーザーを、欲しい情報へ辿り着かせるために表示されるのが再検索キーワードです。
2.再検索キーワードを活用するメリット
再検索キーワードは自分がユーザーとして調べ物をする際だけでなく、SEO対策として記事を作成する際にも役立ちます。
得られるメリットは以下の3つです。
- ニーズを把握しやすくなる
- 目を惹く見出しを作りやすくなる
- リライトが進めやすくなる
各メリットとその理由を、実際の例も交えて解説します。
2-1.ニーズを把握しやすくなる
ニーズ把握のために検索上位記事をチェックしている方は多いと思います。
加えて、再検索キーワードもチェックしておくとニーズを一層把握しやすくなるでしょう。
例として「角煮 レシピ」の再検索キーワードをもう一度見てみましょう。
再検索キーワードから「圧力鍋」を使った角煮のレシピを求めていることがわかります。
しかし「じゃあ圧力鍋がニーズなんだ」で終わってしまうのはもったいないです。
ここで「なぜ圧力鍋を使いたいのだろう」と考えるとニーズがより深く見えてきます。
「圧力鍋を使いたいのは調理の時間を短くしたいからでは？」「そういえば角煮はかなり時間のかかる料理だったな…」と連想することが可能です。
そのほかに「豚の角煮 レシピ 簡単」といったキーワードもあるので「時短して手軽に角煮を作りたいニーズはかなり大きいのでは？」と考えられますね。
このように再検索キーワードを活用することで、ユーザーのニーズを深く把握することができます。
2-2.目を惹く見出しを作りやすくなる
アウトラインの見出しに再検索キーワードを盛り込むことで、ユーザーの目を惹きやすくなります。
効果が最もわかりやすいのは「見出し1」、いわゆる記事のタイトルです。
再検索キーワードはユーザーのニーズを反映しているため、タイトルに盛り込んでおくことで画面最下部に行くより先にクリックしてもらいやすくなります。
「盛り込むだけで効果があるの？」と思う方に見てもらいたいのがこちらの例です。
「SEO対策」と検索した場合の再検索キーワードは以下の通り。
「具体」「基本」「わかりやすく」といったニーズに繋がりそうなキーワードが並んでいますね。
そして実際に表示された上位記事を見ると、再検索キーワードが1つないし2つはタイトルに盛り込まれています。
※他社様の著作物が映り込むので画像は掲載できません。こちらのリンクから結果をご覧ください。（2025年 1月31日時点）
これらの上位記事はSEOコンサルティングを事業としている企業が掲載しているものであり、記事への流入から問い合わせを獲得するための記事がほとんどです。
SEOのプロたちが見出しに盛り込んでいることからも、再検索キーワードは目を惹く見出しを作る上で活用すべきと言えるでしょう。
2-3.リライトが進めやすくなる
思ったよりも記事の順位が上がらない場合や、順位が下がってきたときに行うリライト。
そんなリライトにも再検索キーワードの活用をおすすめします。
記事の順位が上がらない理由は無数にありますが、主な原因として挙げられるのがニーズのズレです。
例えば「角煮のレシピを知りたい人」に向けた記事を書いていたはずが「美味しい角煮のお店を知りたい人」に向けた記事になっているとズレてしまっています。
角煮は極端な例ですがニーズのズレは意外と起こる上に、執筆時点では正しいニーズでも1年後には流行が変動しズレているかもしれません。
そこでリライトを行う際は、再検索キーワードを参考に「ズレている・抜け落ちているニーズ」がないかを確認してみましょう。
タイトル、見出し、本文に再検索キーワードを盛り込みながらリライトを進めることでニーズを捉えた記事にしやすくなります。
3.再検索キーワードを調査できるツール
再検索キーワードの調査はツールを用いるのがおすすめです。
毎回、直接検索するよりも効率よく調査が進められます。
そこで、本章では無料のツールと有料のツールをそれぞれ紹介します。
3-1.【無料】再検索キーワード調査ツール
Webアプリ「再検索キーワード調査ツール」が優れているのは大きく分けて以下の2つです。
- デバイスの指定が可能
- メールアドレスなどの個人情報が不要
まず、スマホとPC、どちらのデバイスで表示される再検索キーワードを調査できるか指定できる点が便利です。
調べると再検索キーワードが表示されるのはもちろん、表示されたキーワードから派生する再検索キーワードまで表示されます。
加えてメールアドレスなどの個人情報が不要なので「登録したら営業メールがたくさん来た…」といったことも起こりません。
使用するための条件は、毎週日曜日に更新されるパスワードを製作者様のX（旧Twitter）から取得するだけです。
3-2.【有料】ラッコキーワード
見出しの抽出や関連キーワードの調査が行えるラッコキーワードでも、再検索キーワードを調べることができます。
ただし、再検索キーワードの調査は有料機能となっており、最安で月440円から課金が可能です。
再検索キーワードを検索するだけであれば、無料の再検索キーワード調査ツールで十分に感じるかもしれません。
ただ、ラッコキーワードは課金することでSEO難易度の表示や検索回数の増加などさまざまな機能が利用できます。
なので、再検索キーワードの検索に加え、SEO対策に必要なツールをまとめて探している場合には有料のラッコキーワードを活用するのも良いでしょう。
まとめ
ここまで再検索キーワードの定義、SEOにおける活用方法、調査に役立つツールを解説してきました。
再検索キーワードについて押さえておくべきポイントは「検索結果の最下部に表示されている」「ユーザーのニーズが反映されている」「SEO対策に活用できる」の3つです。
また、ツールを活用することで効率よく収集できます。
ぜひ、SEO対策を行う際には再検索キーワードにも注目してみてください。
